狩野一峰の思考錯誤

言いたいことも言えないこんな世の中だからこそあえて本名で

元ラーメン屋のバイトが、気が狂うぐらい好きなトッピングを7つ挙げたった。

先日twitterをぼーっと眺めていたら強烈なツイートが目に入ってきた。

これはあまりにも感動したので、思わずリツイートした自分のツイートだが本当に言い当て妙だった。特に男性はラーメンの魅力(魔力??)にとりつかれている人も多いと思う。自分もその一人かもしれない。

どんなに落ち込んでも、だまってラーメンを食べにいけば解決する、というようなラーメン崇拝の内容だ。これがハンバーグとかパスタではいまいち説得力がない。焼き肉はたぶん回復するだろうが、メンタル弱ったときに行く気にならなさそう。

ラーメンブログを書いてる人も多いので、ラーメン自体になにかよくわからないけども引き寄せる魅力というのがあるのだろう。

この間ある女性と話していたら

「まあ私もラーメン好きやけどなあ。手軽に食べれるし」と言っていた。

違う、そんなことじゃないんだ!ラーメンには手軽とかそんなんじゃなくてもっと魅力的な何かがあるんだ!!手軽さで言えばハンバーガーとか牛丼のほうが強い。

そんなことを思っていたら、また7つの分類をしたくなってきてしまった。

そう、ラーメンにおける7つの分類。それは上に乗せるトッピングである。

私は大学時代の4年間をとあるラーメン屋のバイトに費やした。もちろん食べるのも好きである。

そんな元ラーメン屋のバイトが選ぶ最強の7つのトッピング。ダレトク?と言われればそこまでだが、やってやろうじゃないか。

チャーシュー

定番。これがないとはじまらないが個人的にはチャーシュー麺は注文しない。なぜならチャーシューからの味がですぎて濃くなるからだ。私はラーメンは一番オーソドックスなものしか注文しない。それが一番その店のベーシックであり、他の商品は基本的にはそのベーシックを改良したものだからだ。シンプルイズベスト。服も結局豪華な飾りつけがあるようなものよりもユニクロのようなベーシックなものがよく売れる。

最近では鶏チャーシューを使った店もよくある。チャーシューも薄切りではなく、厚切りとかブロック的な形のものまでさまざま。

個人的には薄切りが好き。なぜって食べたときにとろける気がするから。

ネギ

絶対にはずせない。いやむしろネギだけでもラーメンは成立するような気がする。以前京都のネギ屋さんに取材をしたことがあるが、そこの社長が「いや~、京都の九条ネギって言うだけで関東のラーメン屋さんは買ってくれるんですよ」と衝撃の発言をしていた。それほどまでに九条ネギはブランドなのか。

京都のものでいえば「宇治抹茶」も圧倒的なブランドのようで、関東なんかにいくと「京都の宇治抹茶を使用したパフェ!!」みたいにアピールしている店もある。悲しきかな地元が京都なので一気にやる気をなくす。

メンマ

個人的に王様。いや、むしろ好きすぎてラーメンはお飾りでメンマが主。下手すると麺の代わりにメンマを入れてほしい。名前も似てるし。

メンマというのは原材料がたけのこということらしいが、私はたけのこには全く興味がない。嫁がたけのこが大好きで永遠に食べている姿をよく見るが、私はメンマを永遠に食べることができる。夫婦揃って意味不明である。

しかし実はラーメン屋で働いているとわかるのだが、意外にこのメンマの原価率が高い。だから3本ぐらいしか入っていない。「メンマましましで」と言いたいのはやまやまだが、ベーシックなラーメンにメンマを大量に入れると、かなりメンマの味のラーメンになってしまうのでそれはあまりしない。注文したとしても別皿で盛ってくれと言う。4年間ラーメン屋でバイトしていたが、客も従業員も含めて自分以上にメンマが好きな人に出会ったことがない。

きくらげ

主にとんこつ系のらーめんに入ってくる。一風堂というラーメン屋が好きなのだが、細切りのきくらげが入っている。味はたぶんほとんどなく、どちらかというと食感と色合いのもの。だから醤油ラーメンには合わない。とんこつの白いスープには黒のきくらげがよく映える。インスタ映え。バエルというやつか。

餃子の王将で野菜炒めを注文するとこのきくらげがちょっと入ってる。これがまたうまい。子供のときはきくらげを食べたいから野菜炒めを注文してたほどだ。

紅しょうが

これもとんこつ系によく合う。ただ一気に紅しょうがの味になってしまうので注意が必要かもしれない。大体の店は入れ放題みたいになってるとこが多いので、どうしても多くとってしまって、紅しょうがラーメンみたいになってしまう人がいる。

にんにく

ラーメンの最強のお供。いや、もう夫婦のような存在か。すりおろしもあればチップもある。ラーメンという料理に対して合わないはずがない。と思うが、これも意外と注意が必要で入れすぎるとにんにく味になってしまう。

辛味噌みたいなやつがおいてある店もよくあるが、あれにもにんにくが含まれていることが多いので接客業のような人は要注意である。いやでもものすんごくうまいんだけども。

ニラ

昔料理教室の先生としゃべったときにこんなことを言っていた。

「香りの強いものは基本的に栄養分が高く、体にいいものが多いのよ。トップレベルはにんにくとしょうが。次にニラ・セリ・パセリってとこかしら」

この言葉が深く胸に刻まれたが、いまだにセリという野菜を食べたことがない。いや、厳格に言うと食べたことがあるかもしれないが、「これがセリやで」と言われて食べていないので認識していない。

ということでニラは体に良いそうだ。うん、味的にも体に良さそうな味をしてる。ラーメン屋さんに置いてあるニラは、少し火が通ってるものと全くの生のまま和えてあるようなものに分かれる。生のやつは要注意である。入れすぎるとかなり強烈でお腹を痛めることもありえる。でもうまいんですよこれが。

まとめ

今回はもやし、コーン、高菜というような大御所は入れていない。厳選された7つの分類だ。他にも白菜たっぷりのらーめんとかいろいろなものがある。ラーメンは自由だ。そこがいい。プロの料理人も「本当はラーメン、やりたいんですけどね」と言いながらフレンチとか割烹料理店で腕をふるっているような人もけっこう多い。

とにかくこれを書いていて私はメンマを食べたくなってきた。