【書評】すべての知識を「20字」にまとめる 紙1枚! 独学法 浅田すぐる著
こんにちは、ドロンパ院長です。
先日書いた「積読撃退法」で読んだ本です。
人のために勉強する
これがまず一番大事な動機だそう。
勉強は自分の知識や教養のレベルアップのためにする、と思っていたが、実は逆。
人を助けるために、とかのほうが続きやすいし、必要な情報だけを自分に蓄積できるそうだ。
そういわれれば、今まで自分が明らかにレベルアップしてきた時期を思い出すと、動機が他人だったような気もする。
1シートラーニングシステム
著者が発案した1シート。特に読書には使えると思った。一度やってみなければどうにもならないので、次の読書から試してみようと思う。
ミニマリスト的発想だとも思うが、1冊の本を1つのシートに抽出するというのは、特にこの情報垂れ流し社会では大事なことのように思う。
学び=消費になっていないか?
学びとは、自分自身の血肉になることである。ビジネス書でもなんでも「消費」になりがちだ。
「あぁ、いい本だった!」←なにが?どういう部分が?どういう著者の考え方が?
人に具体的に伝えるには「消費」では無理。
学んだことを忘れないために必要なこと
- 目的の明確化
- 思考整理
- 端的な要約
3をするには本質をつかむこと。本質をつかむ訓練は歴史を学ぶのが一番良い。
1シートラーニングシステムはこの3つの全てを内包する。
インプットの方法
- 目的を明確に p? 青ペンで
- キーワードの抜き出し 10分以内 青ペンで
- グルーピング 赤ペンで
- 20字の一言でまとめる
キーワードを抜き出すポイントは、『正しいかよりも、役立つかどうか』の視点で。
こう考えると「本を読む」というよりは「作業」。
アウトプットの方法
理解しているとは、人に説明できる状態になること。
what、why、howの2w1hで整理をする。人に説明するときに、常にこの3つが解消できるように意識をする。
20字インプットをもとに、3qシートをかく
- なぜ学ぶ?
- 何を学んだ?
- どう活かす?
行動は動詞ではく、動作に言い換える
この言葉に一番ガツーンとやられた。
よく「目標は数値化したほうがいい」とかいうけど、あれと同じ。
筋トレのときに「使ってる筋肉を意識して!!」ではダメ。「使ってる筋肉が動いてる動画を頭の中で再生して!!」が正解。
元トヨタ社員というのをやたら推していたのがイマイチのような気もするが、錯覚資産を十分利用しているような気もする。
全体的には読みやすく、良い本だったと思う。
1シートラーニングシステムは、やってみないことにはなんにもならないので、やってみてから文句を言うことにしようと思う。