人生に行き詰まったら、旧ドラえもんを見よ!
こんにちは、いまだに新ドラえもんの声に違和感のあるドロンパ院長です。
300円ショップの3coinsでもドラえもんのグッズが販売されて飛ぶように売れているそうです。近くにイオンモールがあるんですが、そこにも見に行きましたが妻が「あーやっぱり売り切れてるわ」と。髪の毛を結ぶシュシュがあったそうなんですが、大人気のためすぐに売り切れ。
今も昔もドラえもん人気はスゴイ。ということで我が子にはドラえもんのグッズをたくさん買っている(アンチアンパンマン)んですが、いまひとつ実感がないようで。
いつになったらドラえもんのすばらしさをわかってくれるんやろか。
ということで、今日はドラえもんの話題を。何を大の大人がドラえもんドラえもんと騒いでいるのかということも含めて魅力を文章にしていきたいと思います。
ストーリーがワンパターン
え?ストーリーがワンパターンって逆につまらないんじゃないの?
と思う方もいるかもしれません。知らない人はいないと思いますが簡単にドラえもんのストーリをおさらいしておきます。
- のび太が学校で同級生にバカにされて、悔しい思いをして帰ってくる。
- ドラえもんが秘密道具を提供して、それで仕返しする
- のび太がその道具の天才的な使い方を思いつき、それでさらに悪だくみをする。
- その悪だくみが失敗に終わり、のび太がひどい目にあう。
ほとんどのストーリーがこれです。もう予想できるんですね。でも一体どうやって最終的にひどい目にあうのかはわからない。そしてバカにされて帰ってくるのもたいがいは同級生の金持ち自慢、運動能力、勉強能力の三つのどれか。ここから毎回話を考えていくわけですから、すごいですね。
「こんな道具があればいい!」とかそういうのから発想が始まっているんでしょうが、よくネタ切れにならんもんやなあと。
ちなみにストーリーがワンパターンというのは関西で大人気の吉本新喜劇でも同じです。人が何年かに一回ぐらいは変わるけど、やってるネタはほぼ同じ。いうなればコピーです。でもおもしろい。「まあここであのネタがでるやろな」というおもしろさ。
なんなんでしょうか、これは。
秘密道具の発想が秀逸
大人になって本当に感心するのはこの部分です。
昔のドラえもんを見る機会というのはレンタルするか、有料の動画サービスぐらいしか今はないと思いますが、よく30年前ぐらいにこんなに便利な道具が想像できたなあ、とこれに尽きます。その道具の中には今現在、形は違うものの同じような機能をもったものもでてきています。
最近一番コレや!と思ったものはドラえもんの映画版の短編みたいなやつに「ドラミちゃん」の映画があります。
セワシ君が先祖ののび太の能力をあげるだけでは全く自分の能力が上がらないことに気づき、さらに大昔の先祖であるのび平という人の能力をあげてもらおうとドラミちゃんが過去にタイムスリップしていろんな騒動が起こる、という映画です。
その中でセワシ君が食事をしようとするシーンがあるのですが、自販機みたいなとこからでてきた食事のプレートを持って、所定の位置まできます。そしてこう言うのです。
「イス、テーブル」
するとイスとテーブルがギュイーンとでてきて、そこで食事をとるというものでした。
これgoogle homeとかamazon echoやん!!
イスとかテーブルはまだ対応していないと思いますが、もはや照明をはじめ様々な家電が音声コマンドによって操作できつつある時代になっています。小学生の時は単純にかっこええなあ・・・ぐらいやったのですが、ここまで現実味が増してくるとは・・・。
特に映画版は深いテーマが多い
テレビ版もある程度はそうなのですが、その時代にあったテーマが描かれていることが多いです。最初のほうが単純に冒険的な映画が多かったです。映画版ですから、現実世界とは離れた世界が舞台となることが多く、別宇宙とか海底とかが舞台でした。その中では今の人間世界の文明より優れた文明があったのに絶滅寸前になってしまったとか、ロボットに支配されつつある世界とかです。今ならAIに仕事を奪われる・・・など想像にたやすいですが、20年以上も前に誰がそんなことを予想できたでしょうか。
とりあえずドラえもんは見とけ!
子供のころにドラえもんで育ったという方は本当に多いですが、大人になると当たり前ですが見る機会がなくなります。お子さんのおられる方は新ドラえもんを見る機会もでてくるでしょうが、旧ドラえもんとはまた違います。
旧ドラえもんを見ると、子供のころには発見できなかった新たな発見ができてすごくおもしろいです。よく本でも昔読んだ本をある程度大人になって読むとまた違った発見がある、なんて言いますがまさにあれと同じ。