狩野一峰の思考錯誤

言いたいことも言えないこんな世の中だからこそあえて本名で

最後の晩餐にもなり得る駄菓子を7つピックアップした。

この前久しぶりにリアル書店に行ったら、まるでネットの記事のタイトルか!と思うぐらいに本の背表紙も侵されていた。「○○ができるようになる30個の法則」「○○ができるようになるこの世で一番簡単な方法」などなど。

そういえば昔、自己啓発書で7つの習慣を読んだことを思い出した。7つの習慣やラッキーセブンなどなにかにつけて『7』という数字は力を持っている気がする。そんなことを考えていたら、世の中のものを7つに分けてみたくなってきた。いわゆる古今東西みたいなものだ。

なんでも7つに分けてみるが、当然個人的なことなので「それどうやねん」という内容もあるだろう。

あまりかたくなってしまってもしょうがないので、マジメ系やふざけた系も入れていこうと思う。

ということで初回は『好きな駄菓子7つ』だ。

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どんどん焼き

知らない人はいるだろか?その昔、長野県の友人に言ったら「うちの地元のお祭りの名前なんで知ってんの??」と言われた。そういえばパッケージにもお祭りのみこしを担いでるイラストが書いてある。

ソース味とキムチ味(シャア専用ザクみたいな色)があるが、断然ソース味のほうが好きだし、うまい。

謎に一袋の中に1粒だけピーナッツが入っている。これが子供の頃は嫌いだったが、大人になると良いスパイスになる。

20円で小腹が空いた時にも重宝するウマさ。

酢だこさん太郎

これ、小学生ぐらいの時に永遠に食べてました。のし梅さん太郎とか蒲焼さん太郎とかいろいろでてるんだけど、酢だこさん太郎が一番おいしい。

同級生たちはこぞってよっちゃんイカを食べていたが、私は酢だこさん太郎に魅了されていた。ちょうど味付けのりと同じぐらいの大きさなので、酢だこさん太郎にご飯を巻いて食べたこともあるが、クソまずかった。

10円で晩酌のお供にもなる万能選手。

ベビースターラーメン(チキン)

今でこそ様々な味がでているが、やはり基本が一番ウマイ。そして適度な量。スーパーに行けばきしめんみたいなやつとか、焼きうどん味のような理解不能なものも売っている。また、最近は丸く固めてあって、じゃがりこの入れ物のようなものに入っているものもある。普通のより味が濃い気がする。大人向けなのかな。

お湯をいれてもふやけるだけで、想像しているようなラーメンにはならなかった。

これをかっこよく食べれる人を探している。

ムギムギ

一時期生産していた会社が倒産?することでまた有名になった。結局事業が引き継がれたようでファンには嬉しい響きである。とはいうものの茶色だったパッケージは変わってしまった。でも味は変わっていない気がする。

これを牛乳にひたして、ふにゃふにゃになったやつを食べるのがごちそうだった。しかもその後は、まさかのコーヒー牛乳ができている!!

そのまま食べても、牛乳にひたしてもおいしい珠玉の一品。朝ごはんとしても。

タラタラしてんじゃねーよ

車を運転してる時に食べるのがなぜか好きです。パッケージには怖そうなパンクロッカーみたいなイラストがデザインされている。すこし辛め。といってもホンマに少しです。しかも一瞬でおさまる辛さ、みたいな感じ。

昔会社員をやっていた頃は、しょーもない会議が長引くたびに「タラタラしてんじゃねーよ!」と言って辞めよう、と思っていた。実現はしなかったが。

ドン・キホーテなんかにいくと巨大なタラタラしてんじゃねーよ!があったりします。

ポテトフライ(フライドチキン味)

これ、永遠に食べれます。よく揚げ物なんかを「サクサク!」って表現するグルメ番組とかがあるけど、これを食べてほしい。ポテトフライ以上にサクサクのものに出会ったことがない。フライドチキン味というのが一体なんの味かはよくわからないが、他にもステーキ味とかいろいろでている。しかし違いが正直そんなにわからない。

20円で3枚入ってるというのも素晴らしい。

たまねぎさん太郎

おそらくキャベツ太郎やもろこし輪太郎のほうが有名であろう。しかし私はこれを推したい。いや、むしろ一時期箱買いしていた時もある。20円で駄菓子の規格サイズのような優秀なお菓子だが、なんと100円で大量に入っている商品も存在する。私はそれをうれしくて買いまくっていたのだが、あまりにも売れ行きが悪かったのか店から姿を消した。

キャベツ太郎ももろこし輪太郎も「さん」がついていない。しかしたまねぎさん太郎だけは「さん」がついている。「たまねぎ太郎」とならなかったのも味の違いとしか思えないぐらいウマイ。

まとめ

太郎シリーズが2つ入っている。駄菓子を語る上で太郎シリーズは誰が分類しても一つは入ってくるような気がする。

地域によって人気の駄菓子が違ったり、売ってるものと売ってないものがあったりするらしい。餅太郎という駄菓子は有名らしいが、私は大人になって初めて見た。

駄菓子にはロマンがある。子供の頃は100円もあれば、自分がロスチャイルド家かロックフェラーの人間かと錯覚するかのように金持ち気分を味わえていた。

ミニマリズムやシンプリズムといったモノの消費をできるだけミニマムにして人生を愉しむという考え方が今や主流になってきている気がする。大人用のお菓子を食べずに、駄菓子を食べるというのはミニマリズム的考え方なのかもしれない。