ホリエモン氏の『保育士なんて誰でもできる』発言は、そこそこ真相をついてる気がする
こんにちは、開業日が大雨どころか台風でしかもかなり大型と聞いてなんと運が良いんだろう!と自分に言い聞かせてるドロンパ院長です。
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ホリエモンさんがまた炎上してるみたいですね。ツイッターでもこの手の発言がよく流れてきていました。
保育士が給料安いのはなぜなんでしょう?
という問いに「誰でもできる仕事だから」と答えたことによって炎上したようです。
様々な仕事を知っている中であえて言及させてもらいますが、保育士の「有資格者」という意味では誰にでもできない仕事ではありますが、「業務内容」からすればある程度は誰にでもできると思います。
そもそも保育士とは国家資格です。民間資格と違い、国家資格が関わる仕事はほとんどが国によってその業務に対する対価が決められています。まあもちろんその対価の基準が昔すぎて現代においての大変さとの違いはあるでしょうが、基本的にはそこが大前提です。
医者でも同じで健康保険を適応するような治療であれば●点と決まっています。熟練であってもド新人がやっても点数は同じです。いわば国が決めたルールにのっとってやっているだけです。保育園に預ける際もその世帯の収入によって支払う額が変わってきます。つまり能力ではなくあくまで国が決めた基準です。もちろんこの枠組みにとらわれない民間の保育所もありますが、その場合のほとんどは富裕層向けの教育もしっかりしたようなものになります。
ちょうど老人ホームもそれに似ています。同じ福祉の枠組みというのもありますが、民間では、富裕層のお年寄り向けに住む場所を提供しているような会社もあります。実際私が行ってみて驚いたのは入居時に約2,000万円支払って、それに加えて月々25万円かかるような有料老人ホームです。高級ホテルのような感じでパーティもできるような場所でした。これはさすがに利用する方は富裕層に限られますが、そこで働いているスタッフも、国が管轄する介護報酬だけでやってないのでそこそこ良い待遇で働いておられました。
結局国の枠組みの中では運営会社も儲けるわけにはいきません。公共事業なのですから。だから国の枠組みにとらわれないやり方を考える必要があります。上記のような有料老人ホームのようなイメージです。そういう事業がどんどんうまくいけば今回話題になっている保育士の給料も上がることでしょう。
誰でもできるかと言われれば、専門性的にはそんなことはないでしょう。ですが確かにホリエモンさんの言う通り少し努力すれば誰でもできるようにはなります。(業務的には、資格は別)
しかしこの世には少しの努力ではできない仕事がたくさんあります。その人にしかできない仕事とかはまさしくそういうものです。
「やったことないくせに偉そうに言うな」
と言われそうですが、この世のすべての職業を体験するのは不可能です。
なので、ある程度様々な職業を見てきた(実際に体験はしていない)私からすれば、確かに保育士は他の仕事に比べれば激務ではあるかもしれませんが、できる人は多いです。
あと、やっぱりというか保育士に限らず「国家資格」というだけでかなりプライドを持っておられる方も多いです。そりゃ国家試験を受けなくてはいけませんからね。民間資格のように学校卒業したら自動的にとれるようなもんでもないですからプライドを持つのもわかります。
私自身も柔道整復師という国家資格を取得していますが、別に他の人と変わらないし特殊技能かと言われれば、誰にでもできる仕事だと思っています。
このホリエモンさんの保育士炎上事件は実は続きがあるので、このブログも次回に続きます・・・。