狩野一峰の思考錯誤

言いたいことも言えないこんな世の中だからこそあえて本名で

人生『詰み』たくない方へ。自転車保険のすヽめを考える

こんにちは、ドロンパ院長です。

お盆休みですね。ですが、僕の職場はカレンダー通り。悲しきかな。まあ普段は休みが比較的多いしとりやすいのでそんなに文句はないですが。

今日は自転車保険について書いていきます。

f:id:kazumine50:20170811223423g:plain

http://irodoriworld.com/archives/7429

みなさんは自転車保険入ってますか??おそらくスポーツタイプの自転車に乗っている方は加入している方が多いと思います。かなりスピードがでる上に道路を走ることも多いからです。保険は自分を守るためでもありますが、相手を守るためにもあります。

また、最近は自転車保険を加入義務とする自治体も増えてきました。僕の住んでいる京都でも既にその動きがあります。とは言うものの、義務とは言ってもまだまだ浸透はしていません。それには以下のような理由が考えられると思います。

  • 自転車はバイクや車のように免許が不要であり、誰でも乗れるので強制的に加入させる仕組みができていない
  • そもそも自転車で事故を起こすことが予想できても、大事故にはならないと思っている人が多い
  • 自転車事故の成れの果てを知らない人が多い

そもそも自転車は「車輌扱い」になります。原付だって「原動機付き自転車」です。原付も自転車なのです。よって自転車は公道を走らなくてはいけません。自転車が歩道を走るのは、バイクが歩道を走るようなもので本当は違反です。ですがおまわりさんも普通に歩道を自転車で走ってたりします。何とも中途半端な乗り物。

そして「自転車での事故」というと自転車と車を想像する方がほとんどでしょう。実際その場合はほぼ100%の確率で車が悪くなってしまいますし、自転車と車がぶつかったらどっちが致命傷を負うかは想像に容易いかと思います。

自転車と自転車の接触事故もしょせん大したスピードもでていないし、ほとんどの自転車は前かごがあるので、ぶつかっても自分がこけるぐらいで大した事故にはなりません。

しかしここで重要なことを見落としがちです。

今の日本は高齢化社会です。普通に歩道を自転車で走っていればたくさんの老人に出会います。成人や子供にもしぶつかったとしても大したことはないですが、老人にぶつかると大変です。ぶつからなくても横切っただけでバランスを崩して転倒してしまう老人もいます。転倒だけで終われば良いのですが、子供や成人のように転倒しても大した怪我にはならないというほど、老人の転倒は甘いもんではありません。老人が転倒するとかなりの確率で骨折になります。

f:id:kazumine50:20170811224030p:plain

老人の転倒によって起こりやすい骨折が4つあるのですが、その中でも腰や大腿骨(だいたいこつ、股関節の骨)を折ると大変です。特に大腿骨は様々な要因があって治りにくい。最近は研ナオコさんが大腿骨骨折をやって、超回復したというニュースがありましたが、研ナオコさんは本当に超回復です。通常あんなに短期間で舞台にでれるほど回復することは難しいです。もちろん年齢もありますが。

ではどうなるのが一般的か?

大腿骨は足の骨の骨折ですから、治るまでは歩いてはいけないというのが基本になります。しかも治るのに非常に時間がかかる。歩いてはダメなので、病院でいわゆる寝たきりになります。寝たきりが続くと・・・認知症になる可能性非常に濃厚になってしまいます。

f:id:kazumine50:20170811224016p:plain

認知症になると、今度は家族をはじめ介護が必要不可欠になってしまいますから、介護休暇をとる家族がいたり、仕事を変えなくてはいけない場合もでてきます。

たかが自転車事故一つですが、昔と違いこんなことになるリスクをはらんでいます。もし事故になってしまった場合は車の事故と同じくほとんどの場合が自転車が悪いことになります。もし医療費を請求されたら?保険に入っていなくてはとても支払える額ではありません。つまり・・・

f:id:kazumine50:20170811223941p:plain

http://ios-app.jp/910074923.html

自転車保険は安いもので月々170円〜とほとんど負担に感じることなく加入することができます。生命保険等にも対人傷害保証がついてるものもあったりしますが、やはり自転車専用のものをオススメします。

高齢化社会になり今までの常識がまた通用しなくなってきています。もし頻繁に自転車に乗る方は一度検討してみてはいかがでしょうか。特にママチャリやシティサイクルに乗っておられる方にオススメです。子供が自転車に乗っていて加入していない場合なんて恐ろしすぎますよね。