狩野一峰の思考錯誤

言いたいことも言えないこんな世の中だからこそあえて本名で

いらないモノの価値を考える 心の健康編

こんにちは、ドロンパ院長です。

いらないモノシリーズ、少し精神論的な話になります。

みなさんは仕事で凹むことや、腹立たしいことや嫌なことってありますか?誰でもありますよね?

僕の知り合いに「寝たら忘れる」という人がいますが、実は僕も「寝たら忘れる」人です。むしろ寝なくてもすぐに忘れるといったほうが良いかもしれません。幼少期からそうだったわけではなく、社会人になってからこの能力が身に着いたように思います。

  • 会社で嫌なことや凹むことがあれば⇒会社をでたら忘れる

これですね。そもそも嫌なこと自体があまりない人もいると思います。僕もどっちかいうとそうかもしれません。ミニマリストらしく負の感情は捨ててしまいましょう!もしくは感情自体が沸きあがらないように大元の原因を捨てましょう!ということです。

特に会社に所属してて思うのは「私がんばってます、の為に働いてる人多くない?」ということです。完全に仕事は仕事、プライベートには干渉しないという職場ならいいのですが、仕事に命をかけるというか熱意持ちすぎている人が多く感じます。

 

今僕は人材コンサルティング(企業の採用支援や人の就職の世話など)の仕事をしています。

  • 企業が良い人を採用できたらうれしい、やりがいにつながる
  • 仕事を探している人が良い企業に就職できたらうれしい、やりがいだ

この二つの感情がどうやったってでてこないのです。ドライと言われればそうなのかもしれませんが困ってる企業や困っている求職者を見ても何とも思いません。それでいて採用ノウハウや採用計画、はたまた就職の面接対策などをするとクライアントは喜びます。モチベーション的にはこれぐらいでやっているので残業もほとんどしません。(それなりに残業してる人がいる職場ではあります)

成績もそれなりにだしていますが、それなりにもだせていない人は変に熱意がありすぎる気がするのです。

だから僕の心の健康を保つ方法は、いらぬ感情を捨てること。

  • 昔は「仕事なんだから」といえば辛いことが当たり前。がんばれ!
  • 今は「仕事なんだから」と言えばドライにあまり感情を交えずにその業務をこなす

若い方は後者が多いように思います。僕も昔は遅くまで残ってるチームメンバーを見て「手伝いましょうか?」とか言うてた方でしたが、今は全く知らん顔です。仕事が遅い人は、能力が低いか能力に合った仕事をしていないかのどちらかです。能力が低ければ能力を上げることです。

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能力をあげる動きをしていない人がどんだけ多いことか。

タイピングが遅いならタイピングの練習を、プレゼンが下手なら資料作成と人前で話す技術を、専門的分野の知識が乏しいなら覚えるか検索技術のアップを。

「上司からの命令でたくさん仕事が舞い込んで・・・」という方は上司との人間関係ができていないことが多く、それも能力のうちでしょう。人間関係の構築の能力です。新しい会社ではそうでもないですが、古い会社ではこの能力が必須となると思います。

雇われの身としてはそこまで仕事人間になる必要ってないと思います。

メンタルにかかる人はたいがい雇われの人です。経営者やフリーの人がメンタルにかかるというのはあまり聞きません。絶対数の問題かもしれませんが。

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たまに家庭内に居場所がなくて残業している人とか、●時から飲み会があるからそれまで残業、みたいな人がいます。あとは定時以降じゃないとやる気がでない人も。こういう人はどうなんでしょう?僕は全く理解できませんが、「遅くまでやってると仕事してる感がある」という人もいますね。そういう人も会社に依存しすぎ。

会社に使う時間は所詮24時間の内の1/3程度です。サラッと仕事をこなせるように自分の能力をあげて、時間がきたらさっさと帰る。そしてあとは自分の好きなことをする。これが心の健康を保つ秘訣ではないでしょうか?わけのわからない仕事への情熱等は不要なものです。さっさと捨ててしまいましょう。変な情熱がなければ、仕事で腹が立つことも少なくなるし良いことづくめです。バイト感覚というと反対する人もでてくると思いますが、良い意味でのバイト感覚で問題ないと思います。

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http://jigokuno.com/eid_15809334.html

情熱を持たずに、高レベルな仕事をするというのはちょっと訓練が必要かもしれませんね。

そもそも僕がこの能力を身に付けたのは、多分本がキッカケだと思います。当時はとある商材の飛び込み営業(度胸付けの為)を新卒で4月からずーとやっていたのですが、やはりピンポンを押すのは勇気がいりました。勇気がなかったので、一日中サボってたこともありました。そこで単純にサボるのではなく本屋に行って営業関連の本を読み漁っていると、「訪問営業なんて一瞬の出来事。ほとんどが断られるだけ。命までとられることは絶対にない」というフレーズが目に入り、それ以降恐れずにできたと思います。飛び込み営業という手段は効率が悪すぎましたけど。

また「キッチリ説明できて、お客さんが断ってきたら商品が悪い」という先輩の言葉でも救われました。やはり情熱があったのかもしれません。「どうでもいい」と思いながら営業をしていた時のほうが成績が良かったです。

このように、仕事への情熱を捨てるというのは「労働の美観」に反する行為とも言えるので古い体質の企業や、働いている人の平均年齢が高い職場では難しいかもしれません。

心の健康を保つ為に「何かを捨てること」は今の現代においてかなり有用な手段ではないでしょうか。