狩野一峰の思考錯誤

言いたいことも言えないこんな世の中だからこそあえて本名で

ラジオ体操から物事の見方を考える

こんにちは、ドロンパ院長です。

最近職場の建物で8:10~ラジオ体操が流れるようになりました。おそらく小学生や中学生の夏休みに合わせたものとなっているんだとは思います。久しぶりにカラダの事について書いていきたいと思います。

まず始めにラジオ体操に関しては良い意見と悪い意見がありますが、私自身はラジオ体操は素晴らしいと思います。

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http://www.reine-blanche.com/16097

悪い派の言い分の代表的なものとしてラジオ体操は65歳以上になったらやるな!というものがあります。

ラジオ体操は65歳以上には向かない

ラジオ体操は65歳以上には向かない

 

この本を全く否定するわけではないですが、この著書によるとラジオ体操では年寄りに必要な足腰の筋肉を鍛えることができない、というのが主な主張のようです。確かに足腰の筋肉を鍛えるような運動は少な目です。また、人によっては痛みがでる方もいると思います。

そしてラジオ体操賛成派(私もそうです)の意見としては

  • あらゆる筋肉の動きがバランスよく入っている
  • 上記のような運動が3分程度で完結する
  • 子供の頃やってた人がほとんどなので新たに動きを覚える必要がない

この中の特に3つ目。これが一番重要かと思います。みなさんはラジオ体操以外に知っている体操ってありますか?ラジオ体操も長年やっていないと忘れているとは思いますが、「こんな動きなかったっけ?」と、誰に聞いても2つや3つぐらいの動きは覚えています。私も中学の体育の時にオリジナルの体操みたいなのをしてましたが、動きを全く覚えてません。曲に合わせてする体操で、なぜかその曲が米米CLUBの浪漫飛行だったことしか覚えていません。


浪漫飛行/石井竜也

https://www.youtube.com

このように「覚えている」「既に知っている」というのがとても大事で、運動というのは続けなければ意味がありません。ジムでやっているようなエアロビクス等で適当にカラダを動かすのは良いですが、よっぽどエアロビクスが好きな方でないと、新しい動きをどんどん吸収していくのは難しいです。運動は続けることに意味がありますから、ラジオ体操は数ある体操の中でも比較的続きやすい部類に入ると思います。

また、そんなに激しい動きでもないのでしばらく運動をしていなかった人でも簡単に取り掛かかることができますね。今であれば動画配信サイトでも音源はゲットできますので手軽に始めるにはもってこいの体操です。

しかしながら確かに危険性もあり、例えば肩を負傷(骨折や脱臼、五十肩など)している方は手を挙げる動作等をすると余計に痛める恐れがあります。ジャンプの運動でも、膝の軟骨がすりへっていたりO脚の人がやってしまうと、体重の何倍もの負荷が膝にかかりよくないこともあります。

単純に痛みがでたらやめる、これが重要です。

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そういった意味で冒頭の65歳以上には向かないというのはわからなくもない考え方です。65歳以上ってたいがいどこかが悪くなっていますので。

ラジオ体操のことについて考えましたが、何でもものの見方には二面性があるということ。ある事象が良い!という意見があれば必ずそれに対立する意見があります。またそれに加えて全く別の3つ目の視点がある場合もあります。今後は3つ目の視点も意識しながら、物事を考えていきたいと思います。