ドラえもんと僕と認知症
こんにちは、ドロンパ院長です。
砂川啓介さんがお亡くなりになられたそうです。と言っても誰かわからない人が多いかと思います。砂川啓介さんは俳優であり、あのドラえもんの声優を26年間務めた大山のぶ代さんの旦那さんです。大山さんの介護をしていたことでも有名ですが、介護する側が先に逝ってしまったというのは残念でなりません。
大山のぶ代さん=ドラえもんで育っていく世代としては、大山さんが認知症になったというのは非常に痛ましいというか「誰でも年はとるんやなあ」と思いました。
forum.matngu12chomsao.com
ちなみに大山さんのドラえもん以外の作品って知ってます??私は知りません。
調べるとザンボット3というロボットアニメと、なんとサザエさんのカツオの声も当てていたらしいです。ただしカツオは3ヵ月で終わったとか。ドラえもんの印象が強力すぎたのかな。
ちなみに認知症というのは様々な原因がありますが、大きくまとめると脳の老化です。筋肉の老化は筋トレによって遅らせることはできます。脳の老化も脳トレ等で遅めることはできますが、なかなか個人差があるようです。
大山さんはブロック崩し(アルカノイド)をずーっとやっておられることでも有名で、ゲームなので指先を使うことで脳トレにはなっていたはずです。
自分がドラえもんの声優をやっていたことも忘れてしまったようです。悲しい・・・。
ところで話は変わりますが・・・
医療系として認知症の分類・説明を簡単にしておくと
各型によって行動の特徴が違います。例えば前頭側頭型であれば反社会的行動が見られることが多くなります。万引きをするお年寄りとかはこれかもしれません。レビー小体型は男性に多く、幻覚や幻視が見られることが特徴です。
昔は「あ、おじいさんがボケてきた」とか「最近物忘れが、、、」とかそんな感じでしたが、今はキッチリと病名をつけられてしまいます。精神疾患も同じようなもので昔は「ノイローゼ」とかちょっと気分が落ちてる、で片付けられていたものが今では様々な病名がつけられ、年々患者も増加しています。
ドラえもんってもう私のような世代にはバイブルです。毎週金曜日の19時にテレビでドラえもんをつけ、同級生達のいじめや自慢にドラえもんのだすひみつ道具で対抗するも、大体のび太がひどい目に合って終わるというお決まりのパターンですが、それが心地よかった。映画になるとジャイアンが異常にかっこ良いし、スネ夫もしずかちゃんも現実世界にいそうなメンバーが揃ってる。みんなあの番組をみて育ったのです。友情の大切さが特によくわかる作品。声優さんがそれを演じていたことを忘れてもなお心の中に残る作品というのはこの先出会えるのでしょうか?