1000年以上続く祇園祭を地元民として考察してみた
こんにちは、ドロンパ院長です。
京都に住んでいるとこの時期、必ず話題になっている祇園祭について考察していきたいと思います。
京都には三大祭というものがあり、葵祭・時代祭・そして祇園祭です。葵祭が一番歴史が古いそうです。時代祭は明治時代からのはじまりらしく、比較的最近の祭りです。
京都生まれ京都育ち京都在住の身としてはやはり祇園祭が一番盛り上がっているような気がします。実施されている場所の都合かな?祇園祭は河原町や烏丸という京都の中心地で行なわれています。
歴史的背景やその他もろもろは、様々なサイトに書いてありますのでそちらを見ていただいたらいいのですが、現地に住んでいる者としての意見や考察をしていきたいと思います。
- 中高大生が多い。ナンパを楽しむ男子と、ナンパされてまんざらでもない女子が目立つ
- 各所にごみ箱が設置されているが、ほとんどがはみ出していて周りに散乱している
- 屋台の味のレベルが低い。でも見せ方はうまい。
- 歩くのにも一苦労
- 地元の人はメインである山鉾巡航にほとんど興味がない
おおよそこの5つの特徴というかイメージがあります。
■中高大生が多い。ナンパを楽しむ男子と、ナンパされてまんざらでもない女子が目立つ
これは全国どの祭りでも共通のような気がしますが、なぜか行く人はみんな浮かれています。浴衣を着て非日常になれるからかな??
■各所にごみ箱が設置されているが、ほとんどがはみ出していて周りに散乱している
これも全国共通でしょうか。やはりでる大量のゴミ。渋谷のハロウィンの後のゴミ問題も有名ですが、京都のゴミもすごい。一度祭中の夜中に現地へいったことがありますが歩道は歩けないぐらいのゴミ。マナーの問題なのかな。
■屋台の味のレベルが低い。でも見せ方はうまい。
これもテキ屋のレベルなので何とも言えませんが、コンビニで調達したほうが普通にウマイ。でも見た目はハイレベル。アユの塩焼きなんか京都に観光できてる人はとりあえず食べとけ、な見た目レベル。これも他の祭りでも共通かも。
■歩くのにも一苦労
はっきり言ってとんでもない人の多さです。今年も20万人を超えてるとか。誰がどうやって数えてるのかは謎ですが、地面抜けるんちゃうか?というレベル。バスも電車も何本も先に乗るハメになるので、基本は徒歩での帰宅。徒歩でも人が多すぎて前に進めない。トイレも混雑しすぎで用を足す事すらできない。
■地元の人はメインである山鉾巡航にほとんど興味がない
私が一番言いたいのはコレです。山鉾巡航って、鉾が移動するだけです。四条河原町の交差点でターン。このターンがめちゃくちゃ有名なのです。でもすごい地味。けんか祭りとか火を使うような祭りのほうが迫力があっていいですね。
これが岸和田のだんじり祭りなんかだと、地元の祭りに非常に思い入れがあって、何よりも大事にしてる、みたいな人もいるんですが、京都の人でそんな人に出会ったことがないです。
「祇園祭り?人多いだけやん」
自分も含めてこういう思考の人がものすごく多い。それでも日本でも有数の祭りなんだから京都ブランドってすごいなあ、と思います。