【書評】『刑務所いたけど何か質問ある?』堀江貴文著
こんにちは、ドロンパ院長です。
最近Amazon大先生が実施するサービス『kindle unlimited』の無料お試し期間をやってみました。元々本は大好きでかなり読む方だったんですが、kindle unlimitedのサービス自体にそれほど魅力を感じてなかったのでずっとスルーしていました。Amazonは大昔の本しか扱ってなかった時代から利用しており、最近ではAmazon primeの有料会員になり、prime videoとamazon musicも楽しんでいたりします。huluとかnetflixとか配信サービスはたくさんありますが、それもあまり興味なかったものの、prime videoを導入してからというもの、ほとんどTV番組を見ることがなくなってしまいました。月●円払って、●●放題というのは今のサービスの主流かもしれないと思い、kindle unlimitedにも申し込みました。月980円で指定の本が読み放題というのは素晴らしい。本のセレクトショップみたいな感じですね。リアル書店にいるような。決め打ちで欲しい本がある時は検索して買えばいいだけなので。
ということで今回読んだ本はコレ

刑務所いたけど何か質問ある? マンガ『刑務所なう。&わず。』完全版【文春e-Books】
- 作者: 原作 堀江貴文,漫画 西アズナブル
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2014/02/14
- メディア: Kindle版
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漫画かい!と言われそうですが、マンガはれっきとした書物です。当たり前やけどものすごーくわかりやすく書いてあるし、たいがい内容に引き込まれる。大袈裟な表現をしてある箇所も多いが、非常に優れたメディアの一つではないでしょうか。
ということでホリエモンの獄中記です。
腕立て部に入った。出所する頃には1日300回やっていた。
もうすごすぎる(笑)ホリエモンってライブドアの頃はコロコロしたイメージしかなかったから、そんなにもできるもんなんかなーと。(笑)その後ライザップのCMなんかにもでてましたね。刑務所内の食事は、当然ながらバランスよく薄味のものが多かったようです。中でもメンチカツが絶品だったとか。収容されていた長野刑務所は食事のおいしさでも有名なとこらしいです。誰に有名なんかしらんけど(笑)刑務所で服役するという普通の感覚なら最悪な出来事を、気持ちを切り替えてダイエット期間だと思うことにしたという考えは彼ならでは。ダイエットする為に刑務所に入ったようなもんか。
ちなみに出所後、初めて食べたものはマクドのテリ玉セット。全身が震えるほどおいしかったそうです。
刑務所内の移動は基本「行進」
そうなんや!とびっくりしました。行進なんて高校の体育祭の入場の時ぐらいしかやった覚えがない。手も足もちゃんと挙がってるも注意されるらしい。北朝鮮の軍隊みたいな感じやったのかな。
エロ本の差し入れの袋とじやDVDは没収されている
かわいそうに、としか言いようがありません。
トイレットペーパーは並2巻か上1巻かの選択制
もちろん足りなくなったら追加はできるそうですが、いちいち看守に言うとうっとしそうにされることもあるとか。彼はお腹が弱いらしく当然足りないらしい。そして並はザラザラらしいのでかなりきつかったそう(笑)
コーラのような炭酸飲料は神
ホリエモンが獄中にいた時は、ちょうど電力不足で計画停電などが騒がれていた時。刑務所も「官」なので当然敏感に実施しなければいけない。ということででてくる飲み物は全てぬるーい液体に・・・。炭酸飲料がだされることはめったにないようで、刑務所内の運動会のようなイベント時だけでだされていたようです。
NHKの連ドラが最高におもしろい
ITボーイみたいなイメージがあったのですが、刑務所内で見ることのできる番組はやはりNHK。紅白も見てたらしいです。出所したらぶっ通しで見ることもないやろうという想いから。連ドラもハマりすぎて、面会時間と連ドラ時間がかぶってるとモヤモヤしてたらしい。
この本を読んで思ったことは、「堀江さん素晴らしい受刑者やん!」ってことです。刑務所内でも模倣受刑者と言われてたみたいで、やはり能力のある人はどこへ行ってもうまいことやるということですかね(笑)
ただ、やはり情報収集は困っていたらしいです。ブログやネット記事を面会時にもらっていたらしいですが、どうしてもリアルタイムじゃないのでもどかしかったとか。その代わり時間はかなりあったようなので、色々考えたら書いたりしてたそうです。書くといっても紙に、辞書ひきながら、らしいですが。
獄中記も漫画で面白く描かれてるから非常に読みやすいですね。オウム真理教の麻原さんの獄中記も確かあったと思うけどそれも読んでみようかな。かなりヘビーやとは思うけど。