親切心に触れると、人間を好きになる
こんにちは、ドロンパ院長です。
今日は人の優しさについての記事です。
私は普段「人間とは素晴らしいもので、助け合いこそが・・・・」みたいな思想はあまりなくて、というか意識することがほとんどないのですが、やはり親切心に接した時は強烈にそれを意識するものだ、という出来事に遭いました。
土曜日が休みだったので車で少し遠出をしました。京都から三重(鈴鹿)です。距離にすると約90キロぐらいですね。時間にすると2時間ぐらい。その昔、京都から兵庫県の三田市というところまで大学の通学をしていたのでちょうど同じぐらいの時間と距離。なのでそんなに苦ではないのです。一度原付で行った時は4時間ぐらいかかりましたが・・・。
目的はとある雑貨屋、というか何でも屋さんに行って買い物。
店の名前は堀出工房わたせい。ホームページはえらく立派だが、実店舗はこんな感じではない(笑)
ここがこれまた安くてB級品をよく売ってて異常な安さでメチャクチャ面白い。この店を偶然発見した時は小踊りしたいぐらいのテンション。どれぐらいの安さかというと
■除草剤が通常ドラッグストア等で1,000円ぐらいのものが299円
■風呂の椅子、ロフト等で2,000円ぐらいのものが399円
と驚愕するような価格なのです。面白すぎてホクホク顔で家族一同大満足で、買ったものをガレージの車まで運んでいると・・・
え・・・パンクしてるやん。
しかもこんな美しくパンクて・・・。いつ??運転中は特に違和感はなかったけど・・・。
とりあえず考えろ。冷静になれ。何か解決策はあるはず。
ということでガソリンスタンドが近くにあったような気がしたので、少し周りを歩いて散策。すると300mほど先にガソリンスタンド発見。とりあえず歩いて行って、店員さんに事情を説明する。すると
「とりあえずこのスタンドまで運んできてもらわなアカンので・・・とりあえず行きますね。」ということで携帯用の空気入れみたいなやつを持って停めてあるガレージまできてくれました。そして親切なことにとりあえず空気を入れてくれて、スタンドまではなんとか走れる状態にしてもらってスタンドのピットへ。
タイヤをとりはずしてなんやかんやしてもらっていると・・・
「コレですね。コレなんでしょう?縫い針みたいな?」
わかります?ちょうど真ん中の水がついてるような部分に銀の針みたいなんがほぼ直角の角度の刺さってます。これ何??とりあえず抜いてもらいましたが、何かはわからず。
で、タイヤの内側に刺さってしまっているので修理という選択肢はなく、しかも車の内側なのでイタズラでもないでしょう、とのこと。交換しかないそうで・・・、ロードバイクのタイヤは換えたことがあるので相場もわかっているが車は興味がないのでよくわからん・・・。いくらか聞いてみると・・・
「今セール中で11,800円なんですが、ジャスト10,000円でどうにかしますね」
???神??
こちらから値切りもなにもしてないのに!!
元々相場もわからんから、「そんなもん」と言われればそうなのかもしれないけど、
■パンクした駐車場まで応急処置をしにきてくれた
■工賃も含めて価格を割り引いてくれた
この2つの親切心により店員さんのファンになってしまいました。だから10,000円は安い。と感じました。
商売は信用が大事、とか言いますが、ホンマそれ。と改めて再認識。本当に親切にしてもらったので、そんなに減ってないのにガソリンを満タンに給油し、今後もそのへんにきたら必ずこのガソリンスタンドに寄って入れようと思いました。
信用っていうのは目に見えないから、商売のやり方によってはどんどん溜まっていって、それがいっぱいになるとダーッとあふれだす、という表現を誰かがしていましたがそういうもんなのかなと思い、人間を好きになった1日でした。